ホームページと地方の関係
ホームページを作る場所は何処でも同じと言いますか、作業する環境が良い所であれば何処でも良いのですが、そのホームページのターゲットユーザーが何処にいる人なのかは、考慮する必要があります。
もちろん、日本全国、いや全世界がターゲットというビジネスもあると思いますが、一地方や一都市という事も珍しくありません。
そうなると、現地について詳しい事が品質の高いホームページを作る上で重要となるでしょう。
制作会社に依頼する場合は、地元の業者を探すのが良いのではないでしょうか。
逆に、ターゲットは日本全国だけど、地元の特産品を売ったり、観光客向けにアピールするホームページを作る事もあるでしょう。
この場合も、地域の特性に精通している事が品質を確保するうえで有利に働くでしょう。
では、ここで私が住んでいる北海道の札幌市について書きましょう。
基本情報
wikipediaによると
札幌市は、北海道の道央地方に位置し、石狩振興局に属する北海道最大の都市。
と記載されています。
なお、石狩振興局とは、昔は石狩支庁と呼ばれていたもので、他地域の県並の面積がある行政上の存在ですが、住所に記載する事はありません。
札幌市は200万人近い人口を持つ政令指定都市です。
10の区(中央区,北区,東区,白石区,豊平区,南区,西区,厚別区,手稲区,清田区)があり、道都と呼ばれる事もあります。
観光にも力を入れており、一度も来たことの無い方でも、大雪像が見られる「さっぽろ雪まつり」については聞いた事があるのではないでしょうか。
札幌市に住む人向けに重要な事
札幌市街地は碁盤の目のようだと言われています。
都市としては新しい所ですので、道に迷う事は少ない街です。
本州に古くからある町のように、「左折3回の後進んで次の角まで来たのに元の場所に戻っていない」なんて事はあまりありません。
それでも、交通の便についての情報は大切です。
単に住所を記載するだけでなく、JR線の駅や、地下鉄(南北線/東西線/東豊線)の駅から徒歩何分といった情報を記しましょう。
判りやすい街に住んでいるからこそ、場所を探すのは得意ではないのです。
そして忘れてはいけないのが、駐車場に関する情報です。
自分のところに駐車場があるなら、その収容台数を記載しましょう。
無い場合は、近隣の有料駐車場についての情報を掲載すると、利便性の高いホームページになります。
他の地域から札幌に移住してお店をやる場合などは、商圏の大きさが違うので、よく調べると良いでしょう。
特に郊外の場合は、自家用車が無いと生活に困る地域も少なくありませんので、思いのほか遠くからお客さんが来るかも知れません。
観光で来る人向けに重要な事
札幌に観光で来られる方の多くは、札幌に来ると言うより、北海道に来る方々です。
定山渓のような市内の観光地や、小樽のような近隣都市にも行きたい事が普通です。
それどころか函館や旭川、時には釧路や根室に行く計画を考えている人も珍しくありません。
そういった方々は多くの場合、北海道の広さを理解していません。
1日で札幌のホテルから出発して函館から旭山動物園まで回れると思っていたりします。
また、冬季観光なら、寒さ対策と凍結路面の歩き方なんかを掲載すると、集客の一助となるでしょう。
地元民にとっては「当たり前」な事の中に、観光客にとっては「重要な気になる情報」や「夢にも思わない『まさか』」が隠れていたりするものです。
道外から札幌へ行く道として利用頻度が高い方法は空路になります。
新千歳空港(札幌新千歳空港と呼ぶこともあります)に飛行機で到着、JRの快速で札幌駅まで進みます。
現在はまだ新幹線が来ていませんが、札幌延伸が完成すれば、新幹線でも来札できる様になります。
車ごと来られる場合は、フェリーに乗って苫小牧市に上陸、その後札幌へ向かいます。
高速道路を使わない場合は、道路事情にもよりますが2時間近くかかるので覚悟してください。
(海路の場合、小樽から上陸ですと、ぐっと近くなります)